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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産売買お役立ち > マンションの防音性によって住みやすさが変わる!防音に関する基礎知識

2017-08-13

最終更新日:2017-08-13

マンションの防音性によって住みやすさが変わる!防音に関する基礎知識


マンションを選ぶ際、防音がしっかりしているかどうかは必ずチェックすべきです。リラックスできる場所であるはずの自宅で、騒音に悩まされるのはとても大きなストレスになります。

また、防音が甘いマンションを選んでしまうと、自分が騒音トラブルの原因になってしまうかもしれません。防音に関する知識を確認し、防音性に優れたマンションを探す目を養いましょう。

防音性によって住みやすさは大きく変わる

物件を下見する際、どうしても部屋の広さや間取り、そして周辺環境に目がいきがちです。しかし、これにとどまらず防音性についても必ず確認しておいたほうがいいでしょう。

騒音は想像以上にストレスになるものです。昼間ならともかく、深夜帯に大きな音が隣や上から聞こえてきたのでは、まともに睡眠をとることすらできなくなるかもしれません。

毎日を暮らす場所だからこそ、ストレスの原因になりうるものは徹底的に排除することが、快適な生活につながります。

防音性が低いマンションは騒音トラブルの懸念がある

騒音トラブルは、必ず自分が被害者になるものだと思い込んでいませんか。決してそんなことはなく、普段のなにげない行動が隣人に大きな迷惑をかけてしまうことも十分にあり、自分が加害者となってしまう可能性もしっかり念頭に置いておかなければなりません。

ただ、そのことを必要以上に気にしすぎると、自宅なのに全くリラックスできない、という事態に陥ってしまいます。防音性は生活のクオリティに直結しているといっても過言ではないでしょう。

楽器演奏可のマンションでも騒音トラブルは起こりえる

一方、防音がしっかりしているからどれだけ生活音をたててもOKというわけではありません。

最近は室内で楽器を演奏してもその音が隣室に漏れないという、非常に優れた防音性能を持つマンションも登場していますが、そのような部屋でも大声を出したり、バタバタと足音をたてれば隣や下の住民に迷惑をかけてしまうでしょう。

完璧な防音を期待するのは難しいということを覚えておいてください。

防音性の高いマンションの構造

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それでは防音性の高いマンションを選ぶには、どういった点に注目すればよいのでしょうか。防音性に大きく影響を与えるのは建築構造だといわれています。鉄筋コンクリートや木造建てといった違いのことですね。

建築構造ごとに防音性の違いや特徴を見ていきましょう。

鉄筋コンクリート(RCコンクリート造)

最近のマンションは鉄筋コンクリート造のものが多いです。鉄筋を骨子にし、その間にコンクリートを流し込んだものですね。

コンクリートは密度が高いので、音を通しにくく、防音性に優れた素材であるといえます。そのため、鉄筋コンクリート造のマンションは防音がしっかりしているところが多く、騒音トラブルも比較的少ないといえるでしょう。

防音性を重視するなら鉄筋コンクリート造のマンションがいいかもしれません。

鉄骨造

骨子は鉄骨で、その間にコンクリートパネルをはめこんだ建築構造を鉄骨造といいます。密度が高い素材であるコンクリートが使用されていますが、鉄骨間に多少の隙間が存在するので、防音性は鉄筋コンクリートと比べると劣るでしょう。

鉄骨造には「重量鉄骨」と「軽量鉄骨」があり、軽量鉄骨はさらに防音性が劣るので、できるだけ重量鉄骨構造のマンションを選ぶことをおすすめします。

木造

木造のマンションは最近ではあまりみかけません。築年数が進んだ古い物件やアパートであれば木造のものもありますね。

どことなく温かみを感じ、多くの日本人に愛される木造建てですが、特殊な防音対策を行っていない限り、残念ながら防音性能はほとんど期待できません。防音性の面から考えると、一番避けるべき建築構造だといえるでしょう。

おわりに

今回は建築構造ごとに防音性を評価しましたが、隣室にどんな住民が住んでいるかということも重要です。たとえ鉄筋コンクリート造のマンションであっても、隣人があまりにうるさければその音はこちらまで届いてしまうでしょうし、木造だとしても隣に誰も住んでいなければ騒音に悩まされることはないでしょう。

どんな人が住んでいるか確認したい場合は不動産屋に相談することです。プライバシーに関わることなので詳細までは教えてもらえませんが、以前に騒音トラブルがあったかどうかくらいならば教えてもらえます。

快適に暮らせるように、防音性の確認は忘れずに行っておきましょうね。


最終更新日:2017-08-13

 

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