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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産売買お役立ち > 中古マンション購入はエレベーター付きを選べ!エレベーター有りはメリットばかりって本当か?

2019-07-04

最終更新日:2019-12-25

中古マンション購入はエレベーター付きを選べ!エレベーター有りはメリットばかりって本当か?


中古マンションを購入する際、エレベーター付きの物件を検討する方も多いのではないでしょうか。この記事では、エレベーター付きの中古マンションのメリットやデメリット、購入のポイントについて紹介します。中古マンションを購入する際はぜひ参考にしてくださいね。

5階建て以上はエレベーターが義務

エレベーターの設置の基準は、階数で決まっているのではなく、中古マンションの高さで決まっています。中古マンションの高さが31m以上の場合は、エレベーター付きにする必要があります。そのため、中古マンションが6階以上であれば、まずエレベーター付きになっていると思っていいでしょう。

この理由としては、普通の消防のはしご車の高さは31mくらいが限界になっており、さらに建物の高さ制限が大正時代に百尺、つまり31mになっていたためです。

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エレベーターが無くて一番困るのは引越し?

中古マンションでエレベーターが無くて困るのは、引越しだけではありません。

狭い階段は荷物が運べない

中古マンションの場合は、階段が狭いケースもあるでしょう。このような場合は、大きな荷物が運べないこともあります。例えば、大型の家具などを買いたいと思っても、階段が狭い場合は諦めざるを得ません。

引越し料金に差が出る

中古マンションに引越しする際の費用は、エレベーター付きかどうかで違ってきます。引越し業者のほとんどの場合は、3階以上でエレベーター付きで無い場合は費用がプラスされるようです。

なぜ引越し費用はエレベーターの有無で違っているのでしょうか?引越し費用が違う理由としては、次のようなものがあります。

普通の引越しよりも作業時間が長くなる

階段を利用して荷物を運ぶ際は、エレベーターを利用する際よりも時間が長くなります。また、階数が多くなれば、中継地点が荷物を渡すために必要になるでしょう。中継地点を設ける分、作業時間が長くなるため費用がプラスでかかります。

引越し業者が入る保険が高額になる

引越し業者が入る『運送業者貨物賠償責任保険』は、内容によっても違いますが、エレベーター付きでない中古マンションの引越しは、共用部の損壊事故や荷物の破損事故が傾向的に多くあるため、保険料が普通の引越しよりも高くなるので、高額の保険料をカバーするため、費用がプラスで発生します。

作業員数が通常の引越しよりも多くなる

引越しする際に階段を利用する際は、作業員数がある程度必要になります。例えば、中古マンションの3階に引越しするとしましょう。この際の作業員数としては、荷物を玄関からマンションの出入り口まで運ぶために1人~2人、マンションの出入り口からトラックまで運ぶために1人、部屋の中で作業するために2人のトータル4人~5人が必要になります。

一方、エレベーター付きの引越しの場合は、3人~4人の作業員で作業が十分にできます。というのは、荷物は台車を利用して運べるので、作業時間が相当短くなるためです。

引越し以外でも困る事がある

中古マンションがエレベーター付きでなければ、引越し以外でも次のような場合に困ることがあります。

  • 自分の部屋までベビーカーなどを運ぶ
  • 重い水やお米というような荷物を運ぶ
  • 車椅子を使っている人や足腰が弱い高齢者が移動する

このような場合は、エレベーター付きの中古マンションは非常に便利です。

エレベーター有りでも停止しないスキップフロアとは?

エレベーター付き中古マンションの中でも、全ての階に停まらないエレベーター付きの物件もあります。このような中古マンションの場合は、6階建てであるにも関わらず5階までのみ行く、または停まるのは奇数階のみであるなど、いろいろなエレベーターがあります。

このような中古マンションは、「スキップフロア型」と言われています。例えば、スキップフロア型の中古マンション場合は、エレベーターが1階、3階、5階、7階のみに停まります。そのため、エレベーターが停まらない階の場合は、近くの停まる階から階段を1階分のみ利用する必要があります。

一見すれば、エレベーターが停まらない階はデメリットがあるような感じがしますが、外廊下がこのような階には無いので、バルコニーを部屋の両サイドに設けることができます。このようなバルコニーは春先~夏場に大きなメリットがあり、エレベーターが停まらなくても、このような中古マンションを購入したい人は多くいます。

おわりに

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ここでは、中古マンションのエレベーター付きのメリットについてご紹介しました。エレベーター付きの中古マンションでない場合は、引越し費用が高くなることもあるため注意しましょう。

また、中古マンションを買う際は、エレベーター有りでも停止しないスキップフロアもおすすめです。

これから中古マンションを購入する予定のある方は、エレベーター付き中古マンションのメリット・デメリットをよく把握したうえで物件選びをすすめることをおすすめします。長くお世話になる住居なのですから、しっかり見極めて、いい物件を手に入れてくださいね。


最終更新日:2019-12-25

 

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