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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産・住宅購入マニュアル > 売れ残りの一戸建て、購入しても問題ない?購入時の注意点2つ

2019-10-26

最終更新日:2019-12-25

売れ残りの一戸建て、購入しても問題ない?購入時の注意点2つ


  • 売れ残りの一戸建ては問題があるの?
  • 売れ残りを買うメリットは?
  • 売れ残っている物件を買うとどんなデメリットがあるの?

この記事では上記のような疑問にお答えしていきます!

新築の一戸建ての購入を検討している場合、分譲地などに最後までなかなか売れずにいる物件に出会うことがあるでしょう。

このような物件を購入するデメリットや注意点を確認していきましょう。

売れ残りの一戸建てとは?

新築一戸建ては、完成後すぐに売れてしまう場合が多いです。だいたい完成後2ヶ月~3ヶ月経つと「売れ残り」とされてしまう傾向にあります。

完成後2ヶ月程度では、「売れ残り」というイメージを持つ人は少ないかもしれません。しかし、最近では完成前から内見できることもあり、完成後2か月経っても売れていないようならば、「売れ残り」と認識されるのです。

このような売れ残りの一戸建てのポイントをまとめると以下のようになります。

  • なぜ売れ残るのか?売れ残る理由がある場合も!
  • 値引き交渉ができるなどのメリットがある!
  • 物件がすでに傷んでいるデメリットも!

メリットやデメリットを確認しておきましょう。

なぜ売れ残るのか?理由がある場合も!

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新築一戸建てが売れ残ってしまうのか? 単純に売出しのタイミングなどが悪く、売れ残っている物件もあります。

しかし、物件に何らかの問題があって、売れ残っていることもあります。具体的には以下のような要因があります。

  • 場所が悪い
  • 日当たりや日照時間に問題がある
  • 間取りが使いにくい
  • 周辺の交通の便が悪い
  • 周辺環境が悪くて居住に向いていない
  • 値段が高すぎる

長い坂を上らないと辿り着けない物件であったり、間取りが悪く室内の導線に問題があるといった理由があると売れ残ります。

また、周辺に大きなショッピングセンターがなかったり、あまりに豪華な物件で値段が高すぎて売れ残ることも。

購入希望の物件が売れ残りの物件だったら、まずは売れ残る理由が存在していないかを確認しておきましょう!

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値引き交渉ができるなどのメリットがある!

売れ残りの一戸建ては、「売れない原因があるのではないか」と考えてしまって、購入をためらってしまうこともあるでしょう。しかし、売れ残りだからこそのメリットもあります。

  • 値引き交渉がしやすい!
  • 建物の欠点を確認できる!
  • すぐに入居ができる!

売れ残りの一戸建ては、業者としては厄介です。少しでも早く売りたいと考えているケースが多く、値引き交渉がしやすいというメリットがあります。うまくいくと1割程度は安くなる可能性もあるのです。

加えて、建物の短所や弱さは建てた直後ではわからないことがほとんどです。壁のひび割れなどは、数か月経ってから現れることが多いといえます。新築時の工事にミスや手抜きなどがあった場合、完成時点ではその問題は隠れていても、数か月すれば症状が出てくるケースがあります。そのため、売れ残りの一戸建ては、新築と違って欠点に気づきやすく事前対処も可能なのです。

売れ残りの一戸建てはすぐに入居することも可能です。転勤や子供の新学期にあわせて住むこともできますから、多忙な人にもおすすめできます。

物件がすでに傷んでいるデメリットも!

売れ残りの一戸建てには以下のようなデメリットもあります。

  • 値下げしてもらえない場合もある
  • 物件が傷んでいる可能性もある
  • 売れ残った理由をずっと考えつづけなくてはならない

理由もないのに売れ残っている物件に多いのですが、値下げに応じてもらえないこともあります。

加えて、新築一戸建てというものはもともとの価格に「上乗せ」して販売をしていることが多いです。値下げに応じたように見せかけて、実際は上乗せ分しか安くしていないということもあります。

また、一戸建てというものは誰も住まないと湿気などで傷んでしまいがち。空き家期間が長くなると、新築物件とは思えない臭いやカビが発生していることもあります。

最後に、売れ残りの一戸建ての中にはタイミングなどの問題で売れていないものが多くあります。しかし、そのような一戸建てを購入できたのだとしても「自分が気づかなかっただけで売れ残る理由があったのではないか?」「これから問題が発生するのではないか」と不安を抱えながら生活をしなくてはなりません。心理的なデメリットも存在するといえます。

【事前チェックは必須】購入前チェックポイント10点

売れ残りの一戸建ての中には、何らかの問題があって売れ残っているものもあります。売れ残りの原因となっている要因は、以下をチェックすることで確認可能です。

  1. 朝昼夜など時間を変えて見学をする
  2. あえて悪天候のときに内覧する
  3. 周囲にうるさい施設がないかを確認する
  4. 高層の建物で影ができていないかを確認する
  5. 今後、高層の建物が建つ予定はないかも確認する
  6. 飛行機などのルートになっていないか
  7. 周辺に便利なショッピングセンターはあるか
  8. 電車の本数は少なくないか
  9. 生活がイメージできるか
  10. 水回りはいたんでいないか

時間を変えたり、あえて悪天候のときに見学をしておけば、その家の脆弱性や抱える問題を見抜くことができます。また、ハザードマップを確認し、地盤の強さなどもチェックしておきましょう。

また、家自体に問題がなくとも周辺の環境にも注意が必要です。日照を妨げる高層の建物はないか、建つ予定もないか、といったことを注意しましょう。

実際に住むことをイメージして、電車の本数や普段の買い物がしやすい施設はあるか、といったこともきちんと確認してください。

購入時の注意点2つ

売れ残りの一戸建てに問題がなかったのならば購入を進めていくことになります。しかし、売れ残りの一戸建てには購入時に気をつけたいポイントが2つあるのです。

新築同様の保証がなくなっていることも!

売れ残りの一戸建ての中には「新築」ではなく「中古物件」になってしまっているものもあるのです!

新築物件は完成後1年が過ぎても買い手がつかなかった場合は、「未入居の中古物件」と呼ばれるようになり、「中古物件」と同じ扱いになってしまうのです。

「新築物件」の場合は、「瑕疵担保責任保険」と「品確法」という法律によって、不具合が発生した場合、保証を受けることができます。たとえば、新築物件で雨漏りなどが発生した場合、売主となる住宅メーカーなどの業者が10年間の保証を背負い、修理を行います。

しかし、「未入居の中古物件」の場合は、この保証がありません。仮に、雨漏りなどの不具合があっても、購入者の自己負担で修理をしていかなくてはならない可能性が高いのです。

新築物件対象の減税措置が使えないことも

新築一戸建てを購入すると、「所有権移転の登録免許税」と「固定資産税の減免措置」といった税金の優遇措置を受けることができます。税金が減免されるので、かなり節約をしていくことができます。

しかし、売れ残って1年が過ぎてしまった一戸建ては「未入居の中古物件」となり、中古扱いですから、税金の優遇措置の適用外になってしまいます!

「値引きをしてもらったけれど、税金などの支払いで築後すぐの一戸建てよりも高くなってしまった!」ということもありえます。

一戸建ては、売れ残り期間が1年以上だと中古扱いになる!ということをしっかりと意識して購入するようにしましょう。

おわりに 売れ残りの一戸建てはしっかりとチェックをして購入しよう!

売れ残りの一戸建ては、購入するのに抵抗を感じる人も少なくないでしょう。しかし、悪い物件であったり周辺に問題があったりして残っているとは一概には言い切れません。

単純にタイミングが悪かったりして売れ残っているケースがかなり多いのです。物件によっては売れ残っているというだけで値引きをしてもらえるケースもありお得な場合もあるといえるでしょう。

ただし、災害に弱い土地であったり水回りに問題があったりと、売れ残っている理由があることもあるので注意が必要といえます。また、売れ残り期間が1年以上になると中古扱いになり、税の減免や保証が受けられない点も注意しておきましょう。

売れ残る理由やデメリットをきちんと確認したうえで、売れ残りの一戸建ては購入すれば、問題はありませんよ。内覧時のチェックを怠らないようにしましょう!


最終更新日:2019-12-25

 

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