おすすめPickUP!
- 中古マンションの現状渡しとは?
- メリットやデメリットはどんなことがあるの?
この記事では、上記のような中古マンションの現状渡しに関する疑問にお答えしていきます!
中古マンションを購入する際に、現状渡しという言葉を聞くことが多いはずです。現状渡しとは、「そのままの状態で売ります」ということです。
ただし、そのまま売るといっても瑕疵(かし)があった場合などは、売手側の責任で直してもらえることもあります。現状渡しをきちんと理解しておかないと損をする可能性もあるのです! 詳しく確認していきましょう。
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中古マンションの現状渡しの意味とは?
中古マンションの現状渡しのポイントは以下の通りです!
- 現状渡しとは、瑕疵などを含めてそのままで引き渡すこと!
- 安く購入できるメリットがある!
- 不具合などを自分で修理しなくてはならないのがデメリット
現状渡しは、安く購入できる一方で、不具合などに自分で対応しなくてはならないデメリットがあるのです。注意が必要な取引といえますから、ポイントをしっかり確認していきましょう。
現状渡しとは、瑕疵などを含めてそのままで引き渡すこと!
中古マンションは、扉の開きが悪かったり壁が汚れていたりと、瑕疵があることが多いです。そのような中古マンションは売れにくいので、売り手側がリフォームをして、経年劣化を目立たないようにしています。
一方、現状渡しとは、マンションの汚れなどを売り手側が直すことなく、瑕疵などを含めたありのままの状態で物件を引き渡すことを意味します。
買手側が購入後に瑕疵などを直して利用することになるのです。
安く購入できるメリットがある!
瑕疵のあるマンションを購入することにはデメリットしかないと思われてしまいがちです。しかし、現状渡しの中古マンションは相場よりも安い値段で購入できるというメリットがあります。
売る前にリフォームをしたマンションは、その分の費用を売り出し価格に上乗せをしています。しかし、リフォームなどをしていない現状渡しの物件は、料金の上乗せの必要がありません。そのため、相場よりも安くなっているのです!
中古マンションは、リノベーションやリフォームを予定して購入される方も多いはず。現状に問題があっても、入居後に手を加える予定ならば気にならないはずです。
不具合などを自分で修理しなくてはならないのがデメリット
現状渡しの場合、不具合などを自分で修理する必要があります。仮に、リノベーションなどの予定がないならば、修理のために余計な費用がかかってしまいます。
また、考えていたよりもリフォーム費用がかかってしまって、損をしてしまう可能性もあるのです。
加えて、大がかりなリフォームをしている間は部屋に入れません。ですから、購入後、すぐに住み始めることができない点にも注意が必要といえるでしょう。
購入後、もしも瑕疵があったら?
現状渡しの中古マンションの瑕疵は、買手が修理していかなくてはなりません。しかし、「隠れた瑕疵」は別です!
現状渡しとは、表面に現れている欠陥などをそのままで引き渡すことを指します。ですから、仮に、売主も買主も契約前に見つけられなかった「隠れた瑕疵」があったら、物件引渡しから3ヶ月以内の場合は、売主が責任を持って修理をしなくてはならないのです! これを瑕疵担保責任といいます!
しかし、これには例外があります!
もしも契約書に「瑕疵担保責任を問わない」といった文言があれば、隠れた瑕疵があったとしても、買主負担で修理をしなくてはなりません!
ただし、中古マンションの売主が業者だったら「2年間の瑕疵担保責任を負う義務」というものが存在しますから、2年間は隠れた瑕疵に対処してもらえます。
リフォームするなら現状渡しがおすすめ
中古マンションは新築マンションよりも安く購入できます。ですから、安い中古マンションを購入して、自分好みの間取りにしたり便利な設備をつけたりしたいと考えている方もいるでしょう。
このような場合は、売手側がある程度手を加えてしまっているリノベーション・リフォーム済み中古マンションを購入するよりも、現状渡しのマンションがおすすめです。なぜなら、リノベーション・リフォーム済みマンションは、リフォームなどにかかった費用が上乗せされているだけでなく、好みに合わない改良がされている可能性もあるからです。
どうせリフォームするならば、プレーンの状態の住居を安い値段で購入した方がお得といえます。
ただし、リフォームには意外とお金がかかってしまったり、リフォームでは直せない瑕疵が存在していたりする可能性もあるのです!
リフォームするなら現状渡しがおすすめですが、事前にどれくらいリフォームが必要で、費用はどれくらいかかるのかをおさえておきましょう。
おわりに メリットとデメリットをしっかり意識して現状渡しを選ぼう!
現状渡しとは、瑕疵などを含めてそのままの状態で中古マンションを購入することです。購入費用が安くなるというメリットはありますが、欠陥を自己責任で直さなくてはなりません。
リフォームする予定ならば、現状渡しはおすすめです。しかし、リフォーム費用はかなりかかることもありますから、損得勘定をきちんとして、現状渡しの中古マンションを購入するようにしましょう!
最終更新日:2020-02-11