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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産売買お役立ち > 収納スペースに投資するなら理解しておくべきトランクルームとレンタル収納スペースの違い

2017-05-31

最終更新日:2017-06-01

収納スペースに投資するなら理解しておくべきトランクルームとレンタル収納スペースの違い

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「トランクルーム」と「レンタル収納スペース」の違いをご存じですか?

利用者のニーズも高まり、投資対象としても人気を集めているのが収納サービスです。投資を考えるなら、基本的な知識を理解しておきましょう。

トランクルーム・レンタル収納スペースの利用者は増加傾向にある

生活していると、気づかないうちにどんどん増えていくのが荷物です。大きな買い物はしていないつもりでも、日々少しずつ服や小物が増えていたりします。

読書家の方であれば本は増えていく一方、趣味が増えれば必要な道具も増えていきますよね。今は使っていない思い出の品も、捨てるにはしのびないとしまいこまれる方は少なくないでしょう。

一方で、そうした荷物を収納しておくスペースが家にないということは多いものです。都市部の賃貸住宅では特にそうした傾向があります。

「家には置いておけない。でも捨てられない」――そうした悩みを解決するサービスとして人気が高まっているのが、トランクルームやレンタル収納スペースといった収納サービスです。

トランクルームやコンテナ型のスペースを借りて荷物を保管することができたり、最近では荷物の集荷や配達まで依頼できるものもあります。その市場規模は年々増加の一途をたどっており、10年後には現在の2倍を超えるという予測もあるほどです。

トランクルーム・レンタル収納スペースに投資するメリット

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高まる市場規模を背景に、収納サービスは土地の活用策や投資対象としての人気も高まりつつあります。

不動産投資といえばアパートやマンションなどの賃貸住宅や、駐車場などのかたちが多いですが、初期費用がかさみがちなのが悩みの種です。人口の減少や少子高齢化などの懸念もあります。

収納サービスの経営は、賃貸物件に比べて購入や設備投資などの初期費用を低くおさえられ、参入のハードルが低いうえに利回りのよさも期待でき、投資対効果が非常に高いのです。人が住むわけではないので、入居者トラブルなどのリスクや補修コストもおさえられます。

そして、トランクルームなどの収納サービスは、多少立地条件が不利なところでも利用者を集めやすいのが特徴です。住宅と違って頻繁にアクセスするわけではない分、立地の選択肢がとても広くなります。

これらが収納サービスのメリットです。将来的に別の活用方法を考えることもしやすく、土地活用の方法として注目を集めています。

トランクルームとレンタル収納スペースの違い

そうした収納サービスは、「トランクルーム」「レンタル収納スペース」「貸し倉庫」など、さまざまな名称で呼ばれます。これらは名前の違いだけでなく、実際に異なる点もあるのです。

投資を考えるなら、その違いをきちんと理解しておきましょう。

トランクルーム

トランクルームは、国土交通省に届け出のある営業倉庫だけが使える名称で、「スペースを借りる」というよりは「荷物を預けるサービスを使う」というイメージです。

サービス内容については、国土交通省の定める「標準トランクルームサービス約款」という基準があり、一定のレベルに達しているところは「優良トランクルーム」と呼ばれます。

利用者と倉庫事業者は物品を預ける「寄託(委託)契約」を結び、倉庫事業者は責任をもって保管します。荷物に万一のことがあれば、契約で定められた補償を受けることができるでしょう。

荷物の出し入れは倉庫事業者が行うか、倉庫事業者の担当者による立ち会いのもとで利用者が出し入れすることとされています。

レンタル収納スペース

対して、レンタル収納スペースは、その名のとおり「スペースを借りる」イメージです。運営元は、国交省に届け出た倉庫事業者でないことが多く、不動産会社が貸し出していることもよくあります。

利用者と事業者は「不動産賃貸借契約」を結ぶことが大半です。利用形態はさまざまですが、基本的に利用者はセルフサービス形式で自由にスペースを使うことができ、24時間アクセスできるところも増えています。

あくまでスペースの有料レンタルであり、物品への保障はないことがほとんどです。

おわりに

不動産投資を考えるうえで、さまざまなメリットがある収納サービスは有力な選択肢です。しかし、普段何気なく見聞きしていた「トランクルーム」「レンタル収納」といったものに、こういった違いがあることをご存じの方は多くありません。

こうした違いをきちんと理解して経営スタイルを見極めないと、「効率のいい投資」になるはずだった不動産が思わぬトラブルを招いてしまうこともあります。そうしたことも把握して投資の選択肢を見極めることができれば、さらに一歩成功へ近づくことになるでしょう。


最終更新日:2017-06-01

 

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