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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産売買お役立ち > 中古マンション見学時に見ておくべき水回りのチェックポイント6個

2017-09-13

最終更新日:2017-09-13

中古マンション見学時に見ておくべき水回りのチェックポイント6個

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顔を洗い、歯を磨き、食事をして入浴する……人間が生きていくうえではもちろん、生活を送るうえでも、水は不可欠の存在です。住宅でいわゆる「水回り」といわれる浴室、キッチン、洗面台、トイレは、その水を多く使う場。水回りを便利に使うことができるかどうかは、その物件での暮らしやすさに大きく影響します。

同時に、水回りは、住宅の汚れや設備の劣化が進みやすいところです。築年数が経過している中古マンションでは、人が住んでいた分だけ水回りの劣化が進んでいる可能性があります。

物件を見学する際には大切なポイントを確認しておきましょう。

水回り設備は生活の快適性に直結する

食べものを調理したり水を飲んだりするキッチン、顔を洗ったり歯を磨いたりする洗面台、シャワーを浴びて風呂につかる浴室、排泄して水で流すトイレは、「水回り」といわれ、住宅のなかで水を多く使うところです。洗面所や浴室の近くに設置されることが多い洗濯機もそうでしょう。そうした場所の設備が使い勝手のいいものであれば、日々の暮らしは快適なものになります。

しかし、そうした水回りは、水を多く使うという性質から、カビがはえて腐食したり、ひび割れや水漏れが起こったりといったことから、設備の劣化が進んでしまいやすいのです。水回りの設備に支障があると、生活の快適性は一気に下がってしまいます。

過去に人が生活していた中古マンションでは、その生活において水回りも活用されていたと考えられ、水回りの劣化も進んでいる可能性が少なくありません。物件の内見をする際には、こうした水回りについても忘れずにチェックしましょう。

中古マンションの水回りチェックポイント6個

カビ

水回りのなかでも、浴室や脱衣スペースを中心に確認しておきたいポイント。カビは見た目に汚く不愉快な気持ちになるというだけでなく、アレルギー性疾患など健康上の問題を引き起こす原因にもなり得ます。

タイルの目地や浴室の隅、壁面などをよくみてみましょう。

腐食

特に洗濯機周辺や脱衣スペースの浴室側は、水分が床にたれてしみやすく、腐食を起こすことが多い場所です。浴室や洗面台のタイルのひび割れや欠損なども、腐食のもとになります。

腐食は水漏れをはじめとして耐久性に影響しますので、懸念を感じたら不動産会社に確認したり専門家へ相談しましょう。

換気

もしカビや腐食の痕跡があった場合、換気がしづらい構造になっているという可能性もあります。きれいさという面だけでなく、カビや腐食の発生を助長するような構造になっていないかどうかという面としても、また快適に生活するための設備としても、換気設備も確認してくださいね。

02

排水

排水が逆流したり排水口からにおいがするのは、不便なだけでなく不快にもなります。排水口からいやなにおいがしていないかどうか、水を流したときにきちんと排水されるかどうか、シンク下の管がきちんとつながっているかといったチェックをおこないましょう。

水漏れ

実際に水を流してみたときに、給水管その他から水漏れが発生していたら大変です。接続部分の緩みなのか、設備のひび割れなどが起きているのかといった原因をきちんと特定して修繕の手配を相談してください。

水圧

トイレを流したときの水の勢いとシャワーの出方は、強すぎても弱すぎてもストレスや無駄な水道代につながります。これも、実際に水を流して確認してみましょう。

希望する水回りリフォームが可能かも確認しておこう

水回りの設備に劣化や問題があった場合、リフォームで改善するという方法があります。しかし、マンションの場合はその構造や管理規約から、おこなうことができるリフォームに制限がある場合もあるでしょう。

水回りの設備には、配管と換気がつきもの。ということは、リフォームするなら給水管・排水管などの配管と換気をおこなうための設備もセットで考えなければなりません。配管には管を収納するスペースが必要ですので、マンションの床下や天井にその分の空間があるかどうかを確認しておく必要があるというわけです。

おわりに

せっかく便利なマンションを購入しても、カビのはえた浴室、においのする洗面台、水圧の弱いトイレ……では、ストレスを感じてしまうことになるでしょう。また、腐食のような水回りの劣化は、物件自体の耐久性にも影響することになります。水回りが整っているかどうかは、その物件での生活を快適性を大きく左右にするために非常に重要なのです。

設備のスペックや見た目の美しさを確認するだけでなく、内見のときには実際に水を流してみましょう。加えて、水回りには、目には見えづらい劣化が生じていることもあります。不安があれば専門家に相談するなどして、徹底的にチェックしてくださいね。


最終更新日:2017-09-13

 

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