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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産・住宅購入マニュアル > 狭小住宅を選ぶメリットと注意点、狭い土地でも工夫すればすてきな住宅になる

2018-04-02

最終更新日:2020-02-13

狭小住宅を選ぶメリットと注意点、狭い土地でも工夫すればすてきな住宅になる


「東京都心に住宅を構えたい」という希望をもっている方は少なくないのではないでしょうか。しかし、東京都心ともなれば土地の価格は相当高額であり、広い面積の土地を購入するのはかなり厳しいものがあります。かといって狭い土地を購入しても、満足のいく住宅は建てられないのではないか——といえば、そんなことはありません。

狭い土地や変形地でも、工夫をこらせば、すてきな住宅を建てることは十分可能になります。近年都心部で人気を集めている「狭小住宅」は、そうした実状を背景に、さまざまな趣向がこらされています。

狭小住宅とは?

「狭小住宅」とは、文字どおり狭小な土地に建てられた住宅のこと。明確な定義はありませんが、一般的にはおよそ15坪(50m2)以下の土地に建てられた住宅を指すことが多く、地価の高い都心部でよくみられる住宅です。

かつては地価が非常に高額な都心部の土地を購入すること自体が困難という時代もあり、今も都心部で広い土地を購入するのは難しいですが、狭小地であれば手が届きますし、変形地や用途限定があればさらに地価も安くなります。そうした土地を購入して住宅を建てる狭小住宅は、なるべく安価に都心部に住宅を建てるための手段として注目を集めるようになってきています。

狭小住宅を選ぶメリット

せっかく住宅を建てるなら大きい家を建てたいと思う方も多いかもしれませんが、都心部に住むことには利便性という大きなメリットがあります。通勤・通学のしやすさや商業施設へのアクセスのよさなどを求める方にとっては、家が多少狭くても、都心部に住むことの利便性がそれを補ってあまりあるメリットになり得るのです。交通インフラが整備された都心部では、自動車がなくても生活できる分、自動車の購入費用やその維持費を節約できるということも。

また、狭小住宅には小さいがゆえに得られるメリットもあります。都心部の土地でも比較的安価で得やすいことは先に述べましたが、税金や光熱費などの維持費も抑えることができるのです。家を取得すると固定資産税と都市計画税を課税されますが、土地の面積が狭いことによってこれらの税金が安くなります。

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狭小住宅を選ぶ際の注意点

狭小住宅には、注意すべき点もあります。大きい要素としては、建設コストが割高になりやすいという点でしょう。狭小住宅は一般的な住宅に比べて緻密な設計が必要ですし、近隣の住宅との距離が近くなるため防音対策が不可欠です。建設時には大きい車が入ってこられず、人件費や資材運搬コストがかさむことも少なくないのです。土地の代金を安価でおさめることができて低価格という印象のある狭小住宅ですが、そうした事情から、建築費用は割高になる傾向があります。

そのほかにも、狭小地では玄関と道路が近接していて出入りの際の安全性に懸念が生じたり、敷地ギリギリまで建物を広げることでエアコンの室外機を置くのも難しくなるようなケースもあります。周囲をすでに高い建物に囲まれており、日当たりに難があるといったこともありますので、土地の選定は入念に行う必要があるでしょう。

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土地の限られる都心では狭小住宅も選択肢として考えてみよう

広い家のゆったり感に比べれば、狭小住宅は制約も多いものです。変形地に建てた家であれば、

それでも、そもそも面積の限られる都心部に自宅を構えることができるという利便性や、税金を安く抑えることができるといったメリットは、小さくありません。

そして、最近お狭小住宅には、デメリットを感じにくくさせるようなさまざまな工夫が施されています。3階建てにして高さを確保する、天井を透明にして日当たりを取り入れる、壁や床に使い勝手のいい収納を設置する……そうした設計によって、狭小住宅でも快適に暮らすことは十分可能なのです。

おわりに

住宅に何を求めるかというのは、住む方の価値観やライフスタイルによってさまざまです。郊外でも広い家に住みたいと考える方もいるでしょうし、都市部でマンションを選ぶ方もいるでしょう。メリットもデメリットもさまざまです。

狭小住宅にも、メリットもあればデメリットもあります。しかし、都心部に住みたいという希望をもつ方にとっては、有力な手段の一つとなります。具体的にどのような家を建てることができるかについては、ハウスメーカーや建築事務所に相談してみることで、さらにイメージがふくらむかもしれません。


最終更新日:2020-02-13

 

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