• TOP
  • 住宅購入
  • リフォーム・リノベーション
  • お金・制度
  • 地域紹介
  • コラム
マイホームブック(byスターフォレスト) > 団地暮らしコラム > 団地の狭いキッチンは嫌! キッチンリフォームにかかる費用と注意点について

2019-03-07

最終更新日:2019-03-07

団地の狭いキッチンは嫌! キッチンリフォームにかかる費用と注意点について


団地というと、こんなイメージがありませんか?

「昭和の時代に建てられた古い住宅」
「自治体や公団が安価で賃貸している住宅」
「キッチンが狭くて使いにくい住宅」

しかし、その団地が今、注目を集めているんです。

その理由は「安く買ってリフォームすれば自分好みの住宅にできるから」というもので、リノベーションで住みやすい団地暮らしを実現した“団地リノベーション”の事例も増えてきています。

なかでもキッチンのリフォーム・リノベーションが人気の様子。ここでは、キッチンのあれこれや、リノベーションにかかる費用についてなどを徹底解説します。

DK(ダイニングキッチン)は団地から生まれた

調理をする台所と食事をとる食堂が一つの部屋に共存し、テーブルで食事をとる「ダイニングキッチン(DK)」は、現代の住宅では広く普及しています。このきっかけとなったのが、戦後から高度経済成長期にかけて建設された団地です。

それまでの一般的な日本家屋では、畳敷きの和室にちゃぶ台を置いて食事をとり、夜にはその部屋に布団を敷いて寝ていました。しかし、戦後の復興のなかで住宅の研究が進むと、あるべき生活を実現するための理想的な間取りが提唱されるようになりました。

それが、DK型の間取り。「食べる場所と寝る場所を分けるべき(食寝分離)」「親子の就寝スペースはそれぞれ分けるべき(就寝分離)」という考え方を実現する間取りとして、広めの台所兼食事室と居室2つを設ける間取りが規格化されました。

現在の2DKの原型となったこのDK型の間取りは、日本住宅公団の標準設計にも採用されるなど戦後の日本住宅のモデルともなり、団地をはじめとしてさまざまな住宅に採用されていったのです。

キッチンリフォームにかかる費用について

平均的なキッチンリフォームの費用相場としては100万円前後というところです。内装などのリフォームをどこまで行うか、どのような建材を使うかによっても費用が変わってきます。

団地の住宅では間取りとしてはDK型となっていることが多いですが、キッチン自体は非常に狭く、設備は昔ながらの流し台が採用されており、高さも低め、水回りですから汚れや劣化なども目立っているケースが大半です。

そのため、リノベーションを前提として団地を購入するようなケースでは、キッチンのリフォーム・リノベーション工事を実施することが非常に多くなります。

団地のキッチンのリフォーム・リノベーションで選ばれることが多いのは、天井や壁、床といった内装をリフォームしてシステムキッチンを導入し、照明器具などの設備を取り替えるケースです。

最新のキッチンはI型、L型、対面型などさまざまなタイプがあり、システムキッチンのグレードも非常に幅があります。キッチンのリフォーム・リノベーションにかかる費用も、導入するシステムキッチンのグレードによって大きく異なります。

shutterstock_217231396

セルフリフォームと注意点について

費用を削減するため、あるいは自分自身の希望から、キッチンのリフォーム・リノベーションをDIYで行う“セルフリフォーム”“セルフリノベーション”をしたいと考え、実行に移す方もいるようです。

築年数の経過した団地の場合、構造や規約の関係で実施できるリフォーム・リノベーションに制限が生じることも少なくありません。そうした事情からも、DIYできる範囲でリフォーム・リノベーションを行うというのは有効な選択肢といえます。

DIYでリフォーム・リノベーションを実施する場合、慣れていないとクロスやタイルが曲がってしまうこともよくあります。そこで、そのようなゆがみが目立たない色・柄の建材を選んでおくと安心です。

また、実際に作業を進めていくと、古いタイルが残ってしまったり配管がのぞいてしまったりというように、思ったようにデザインできない場面が生じることも。そんなときは臨機応変に、その状況を生かしてリフォームするくらいの心構えでDIYを楽しみましょう。

おわりに

団地のレトロなキッチンは、実際に住むとなるとそのままではどうしても狭く、使いづらいものに感じがちです。そこで、システムキッチンに入れ替えて内装をリフォームすれば、使い勝手は一変します。

とはいえ、キッチンのリフォーム・リノベーションには費用がかかり、注意すべき点もあります。複数のリフォーム・リノベーション業者に見積もりを依頼してサービス内容や費用を検討しながら、検討していきましょう。


最終更新日:2019-03-07

 

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます