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マイホームブック(byスターフォレスト) > 団地暮らしコラム > 築50年の団地…フルローン可能!? 購入前に調べておきたい住宅ローンと知って得する情報

2020-03-31

最終更新日:2020-03-31

築50年の団地…フルローン可能!? 購入前に調べておきたい住宅ローンと知って得する情報


  • そもそもフルローンってなに?
  • 築50年の団地はフルローン可能?
  • 築50年の団地を買うときに注意することは?

この記事では、近年人気を集めている団地ローンの関係について、上記のような疑問を中心に解説していきます!

住宅が不足していた戦後や高度経済成長期の日本で、相次いで建設された団地。今では築後40年、50年が経過して老朽化が進み、淋しげな姿を見せている団地も少なくありません。

しかし、近年団地ならではのメリットを生かし、空き住戸を安価で購入してリノベーションを施す“団地リノベ”が人気を集めています。今まさに購入を検討しているという方もいるのではないでしょうか。

住宅を購入するときめたら、まず気になるのはローンのこと。住宅ローンが使えるかなど、詳しくみていきましょう。

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昭和の団地はフルローンが難しい! 知っておくべき注意点!

築50年前後のものが多い昭和の団地。ローンのポイントや注意点をまとめると以下の通りです。

  • フルローンとは頭金なしのローンのこと
  • 築50年の団地はフルローンが難しい!
  • 築50年の団地は耐震などで注意が必要!

1970年の高度経済成長期に建てられた団地。築50年の団地は安いですがフルローンは難しいのが現実です。理由を確認していきましょう!

フルローンとは頭金なしのローンのこと

フルローンとは、不動産購入の際に必要になるお金をすべて金融機関からの融資でまかなってしまうローン方法のこと。頭金ゼロ・貯蓄なしでもすぐに不動産を購入することが可能です。

フルローンには、返済期間が長くなるというデメリットもありますが、欲しいと思った不動産を他の人に奪われることなくすぐに購入できるという大きなメリットがあります。

ただし、フルローンは審査が厳しく、銀行が担保価値を高く評価し安定を見込んでもらえたときのみ使用可能です。

築50年の団地はフルローンが難しい!

購入者にとってフルローンは魅力的です。しかし、築50年の団地はフルローンが難しいのが現実といえます!

購入するのが中古の物件であっても、住宅ローンを利用することは基本的には可能です。ただし、中古物件を購入する際には、その「資産価値」によって借り入れの成否が左右されてしまいます。

新築物件は資産価値が高く、万が一住宅ローンを返せなくなっても物件を売却してローンの返済に充てることが可能です。一方で、中古物件は資産価値が低く、住宅ローンの返済が滞った場合に売却益ではローンを全額返済できないということもあり得ます。

住宅ローンを借り入れるには金融機関の審査を通過する必要がありますが、中古物件については上記のような事情から金融機関が「それほど多くは貸せない」と判断し、融資額が少なくされてしまうことが珍しくないのです。この場合は、当然フルローンは不可能になります。

満額の融資を受けられるとしても返済期間を短く設定されてしまうこともありますし、反対に審査NGとなってしまうケースも考えられます。

住宅ローンの審査は、購入申し込み後の「事前審査」と売買契約締結後の「本審査」の2回にわたって行われ、本審査を通過してはじめてお金を借りることができます。事前審査と本審査のどちらかでNGが出れば、借り入れできなくなります。

築50年の団地は耐震などで注意が必要!

昭和30年以降相次いで建てられた団地は、それまでの“食寝一体”の日本家屋を一変させ、ダイニングキッチンと2つの居室という間取りを実現。ステンレス製の流し台や水洗トイレが設置されるなど、多くの国民があこがれる住宅となりました。

建てられたばかりの頃は、高嶺の花だった団地。しかし、今ではその大半が築30年以上経過しており、築40年、築50年といった物件も珍しくありません。こうした築年数の古さは建物の老朽化や設備の使い勝手につながり、リノベーションを検討するうえで考慮が必要です。

特に、耐震には注意が必要といえます

1981年(昭和56年)に、耐震基準が大きく改正されました。1981年以前と以降では、地震に強い建物かどうかに差があるのです。築50年の団地は、古い耐震基準で作られているので、耐震に不安が残ることがあります。

ですので、築50年の団地を購入したら、耐震補強工事をすることがおすすめです。工事にはお金がかかりますが、昭和56年以前の住宅を補強工事する場合、自治体が工事費の一部を出してくれる「助成金制度」が存在します! 助成金をうまく活用して、より安全な住まいを手に入れるのがおすすめです!

築50年の団地はどんな感じ? 買う価値はある?

築50年の団地となると、フルローンは難しいということを確認しました。ローンで損をしてしまう築50年の団地。そもそも買う価値があるのか? 疑問に思われている方もいるでしょう。

確かに、築50年となると、壁や天井、室内の壁や外壁はかなり傷んでしまっています。さらに、エレベーターやオートロックといった便利な設備もありません!

50年前は洗濯機置き場がない団地が多く、お風呂や水回りの設備が古いということも……。

しかし、リノベーションやリフォームを前提にした購入ならば、これらの欠点もカバーできます。壁などの傷んでいる部分は取り換え可能ですし、設備も最新のものに変えることが可能です。

さらに、近年の物件は、壁で支えるブレース構造で作られている場合がほとんどです。しかし、50年前の団地は柱梁で構成されたラーメン構造で建築されています。壁で支えるブレース構造は壁を壊すことができないので間取り変更が不可能です!

しかし、ラーメン構造は柱で支えられているので、壁を打ち抜いて思いのままの間取りに変更できます。築50年の団地はかなり自由度が高いので、買う価値ありといえるでしょう!

団地でも住宅ローン控除利用可!?

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築50年の団地は、フルローンは難しいですが住宅ローン控除は利用可能な場合が多いです!

住宅ローンには、「住宅ローン控除(住宅ローン減税)」と呼ばれる制度があります。これは、住宅ローンを借り入れて物件を買う場合に、所得税・住民税の控除を受けることができるというものです。

控除を受けられるということはそれだけ税負担が軽くなるということですから、住宅ローンを利用するならぜひ活用したい制度です。

中古の物件を購入する場合でも、住宅ローン控除を受けることは可能です。ただし、そのためには購入する物件や購入者に対して設定されているいくつかの条件をクリアする必要があります。

中古の団地を購入するケースでは、「耐震レベルが一定の基準を満たしていること(耐震基準適合証明書の取得など)」「耐火建築物以外の建物を購入する場合は築20年以内(耐火建築物を購入する場合は築25年以内)であること」といった点が条件を満たさない可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。

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おわりに 築50年の団地はローンに注意して購入を検討しよう!

広い敷地にゆったりした設計で建てられた昭和の団地は、日当たりや風通しもよく、敷地内に緑や公園も多い点が魅力の一つです。リノベーションで住宅を使いやすくできれば、その魅力はさらに高まります。

とはいえ、団地の購入には住宅ローンの借り入れが不可欠であることがほとんどでしょう。購入を考えている団地が古い場合は、住宅ローンの利用に際して慎重に確認しておきましょう。


最終更新日:2020-03-31

 

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