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マイホームブック(byスターフォレスト) > お役立ちコンテンツランキング > 「いでよ、太陽!」新築住宅の30パーセント以上が太陽光発電を設置する時代へ

2016-10-05

最終更新日:2016-10-12

「いでよ、太陽!」新築住宅の30パーセント以上が太陽光発電を設置する時代へ


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昨今、太陽光発電システムは町のいたるところに設置されているため、珍しいものではなくなりました。
電力自由化の影響もあってか、テレビやネットでも、昔に比べて広告をよく目にするようになったと思います。

今となっては信じられないことかもしれませんが、昔、太陽光発電は「趣味のもの」「元手がとれないもの」と考えられていました。
しかし、もはやこのような考えは完全に時代遅れとなっています。
これより、現在の太陽光発電設置の事情をお話します。

新築を建てるときに悩む、太陽光発電の設置

2014年に統計局がまとめたデータによると、太陽光発電の全世帯への普及率は6.6パーセントという結果がでました。
こう見ると、少ない数字に思えるかもしれませんが、2009年の段階ではわずか1.6パーセントにすぎなかったことを考えれば、これは驚異的な飛躍率と言えます。

また、それ以上に着目したいのが、新築物件に太陽光発電が設置される割合です。
こちらも2014年のデータによると、注文住宅では42.7パーセント、分譲住宅では15.4パーセントが太陽光発電システムを設置しています。
つまり、注文住宅を建てる人の5人に2人以上が、太陽光発電システムを導入しているということになります。
そしてこの数字は、これからもどんどん増えていく傾向にあるとされています。

出典:総務省統計局「話題の数字NO41-約4倍―太陽光発電システムの普及率とこの5年間での増加」

太陽光発電システムのメリットについて

では、太陽光発電システムを導入すると、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

まずは、「光熱費」という面から考えるのが正解です。
太陽光発電システムを導入すると、電気料金は格段に安くなります。
いくらほど光熱費が安くなるかは家庭や地域によって差があり、個々に変わってきますが、1万円前後の変動は決して珍しくありません。
季節によっては、売電価格が買電価格を上回ることさえあるため、財テクの方法としても極めて有効です。

また、クリーンなエネルギーであることから、エコを考える人にとってもおすすめです。
石油燃料を消費しないため、地球に優しいということで、エコに興味がある多くの人が太陽光発電を取り入れています。
企業などは特に力を入れており、イメージ戦略の一つとして太陽光発電システムを導入しているほどです。

そのうえ、現在の太陽光発電システムは非常に進歩しています。
2~3年前に作られていた太陽光発電システムに比べると、発電効率は1.5倍~2倍ほど上昇したため、利用価値がさらに高まっています。

太陽光発電システムのデメリット

一方、太陽光発電システムにはデメリットもあります。

まずは、家が傷みやすいということです。
太陽光発電システムを屋根にのせると、その分の重量が家にかかるため、屋根や家は傷みやすくなります。
最初から「太陽光発電システムを乗せる」と決めている場合や、工法がしっかりした会社のものならそれほど大きな問題にはなりませんが、後付けの人は注意が必要です。

加えて、現在、太陽光発電システムが広がったことに伴って、売電価格が非常に安くなっています。
平成23年~平成24年6月までは40円~42円(一般的な形の場合)でしたが、平成28年には31円程度にまで下がっています。(設置の仕方によっては24円~33円と変動します)
そのため、昔ほど効率的な売電が見込めなくなってしまいました。

出典:なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度 | 経済産業省
出典:買取制度 平成23年度の買取価格 | なっとく!再生可能エネルギー | 経済産業省

さらに、初期投資がかかるうえに、屋根の美観を損なうのもマイナスな点です。
現在は、ステルスタイプと称されるような、太陽光発電システムが乗っていることがわかりにくいタイプのパネルも販売されています。
しかし、それでも太陽光発電システムは目立つので、ご自宅が陸屋根でない人やデザインを気にする人にとっては、ちょっと厄介なものとなっています。

太陽光発電システムのまとめ

このように、太陽光発電システムにはメリットとデメリットがあります。
ただ、メリットとデメリットを比べた時、それがメリット側に傾きやすいのは自明の理です。
特に、経済的なことを考えれば、売電価格が減ったことを差し引いても、大きなメリットがあると考えられます。

これらを踏まえて、太陽光発電システムの導入を検討していただければと思います。


最終更新日:2016-10-12

 

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