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マイホームブック(byスターフォレスト) > 団地暮らしコラム > 読んだらハマっちゃうかも!? 関東にある昭和の名団地を紹介します。

2019-03-07

最終更新日:2019-03-07

読んだらハマっちゃうかも!? 関東にある昭和の名団地を紹介します。


みなさんは、物件を探すときどんな条件で探していますか?

自分や家族が住む家を探す際には、
「戸建てでペットも一緒に住める物件がいいな」
「高層マンションの上層階がいい!」
「こじんまりしたアパートを探したい…」

それぞれどのような物件を求めるかという希望があるものですよね。そうしたさまざまな住宅のなかで、近年注目を集めているのが「団地」なんです。

団地というと、“昭和の住宅”といったような漠然としたイメージをもたれることが多く、団地とはどのようなものなのかなど、詳しいことは意外と知られていません。今回は、有名な団地をとりあげながら、団地についてご紹介します。

団地のはじまり~戦後に増えた団地について~

一般的に「団地」というと、計画的な開発のもとで1か所にまとめて建設された住宅の集合体である「住宅団地」のことで、主に共同住宅タイプの団地を指します。

団地のはじまりは、日本住宅公団(現・都市再生機構=UR都市機構)が供給した「公団住宅」とされています。この公団住宅は、住宅が不足していた戦後の復興期に、住宅を求める国民に対して供給され、住宅不足を解消する対策としてその一翼を担いました。

当時の団地は4階から5階建てで、間取りはダイニングキッチンを中心にリビングや寝室などを配した2DKや3DK、浴室や水洗トイレなどの“最新”設備も設置され、従来の平均的な日本家屋の部屋構成とは一線を画す近代的なスタイルを実現していました。

そのため、団地住まいは一種のステータスとなり、高度経済成長期には団地が盛んに建設されるようになりました。合わせて、郊外には教育機関や商業施設などを備えたニュータウンも数多くつくられ、団地住まいは憧れを集める存在だったのです。

関東で有名な団地について

ここでは関東の有名な団地をみていきましょう。

高島平団地

日本の全国各地に建設されたなかでも屈指の巨大団地といえば、東京都板橋区にある高島平団地です。1972年から入居開始となった高島平団地は、当時“東洋一”ともいわれたマンモス団地。都心にほど近いことから入居希望が殺到し、今も多くの方々が生活しています。

それまでの団地は5階建ての建物が主流でしたが、高島平団地は技術とノウハウを結集して11階から14階といった高層化を実現。団地内には6つの商店街など商業エリアも充実しており、自然も豊かです。

全国のUR都市機構の団地のなかで2番目に戸数が多いのが、埼玉県三郷市のみさと団地です。国内有数のマンモス団地であるみさと団地は、主に11階建ての高層住宅が並ぶ北ブロックと、5階建ての住宅が並ぶ南ブロックに分かれており、中央部分には2つの商店街があります。

老朽化が進んだ外壁を「MISATO TONE」と呼ばれる色でコーディネートするなど、団地を活性化するためのさまざまな取り組みを実施しており、近隣には大型商業施設が複数オープンしたことでにぎやかなエリアとなっています。

そのほか、千葉県船橋市の習志野台団地も大規模な団地として知られており、その戸数はおよそ2800戸。都心へのアクセスも良好で、景観にアクセントをもたらす住宅棟「ポイントハウス」の連続と遊歩道が特徴です。

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団地の特徴

団地は管理・修繕などが行き届いており、敷地内の植栽なども豊かで、採光面でもすぐれている傾向があります。大規模な団地では、敷地内に商業施設や教育施設が備わっているところもあり、そうしたところでは生活の利便性も高いです。

他方、高度経済成長期に建設されたような団地では、エレベーターが設置されていない建物が少なくありません。部屋の大きさも「団地間」と呼ばれる独自のサイズで示されていることがあり、部屋のサイズを正確に知る際には注意が必要です。

築年数の経過している団地では、住民の高齢化や建物の老朽化などが問題となっていますが、需要の高いエリアではあらかじめリノベーションを施してから提供されるなど、再生を図る団地も出てきています。なかには、入居者自身が内部をリフォームできるものも。

おわりに

一言で「団地」といっても、5階建ての建物もあれば、11階建ての建物もあります。また、四角い大きな建物が均一に並んでいる団地もあれば、ところどころに「ポイントハウス」と呼ばれる棟が配置される団地、美しいカーブを描いているような団地などもあります。

こうしたさまざまな団地を見ていくと、その奥深さに夢中になってしまうことも。戦後や高度経済成長期という時代を象徴するかのような“昭和の団地”について、その魅力を改めて知っていくのも興味深いことといえるでしょう。


最終更新日:2019-03-07

 

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