• TOP
  • 住宅購入
  • リフォーム・リノベーション
  • お金・制度
  • 地域紹介
  • コラム
マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > メゾネットならマンションでも階段がある! メゾネットの特徴やテラスハウスとの違いを解説

2018-04-25

最終更新日:2020-02-13

メゾネットならマンションでも階段がある! メゾネットの特徴やテラスハウスとの違いを解説

1


物件情報を見ていると、間取りのところに「メゾネット」「メゾネットタイプ」などと記載されているものがあることに気づくでしょう。このメゾネットがどのような住宅・間取りなのか、どのような特徴があるのかということは意外と知られていません。

また、似たようなキーワードに「テラスハウス」というものもありますが、これはメゾネットとどのような違いがあるのでしょうか。こうした住宅の特徴や、それぞれのメリット・デメリットをきちんと理解しておくことで、自分や家族に最適の住まいを見つけやすくなります。

メゾネットとは?

「メゾネット(メゾネットタイプ)」とは、集合住宅の間取り形式の1つで、集合住宅のなかのある1つの住居に複数の階層があるもの(複層住戸)を指します。玄関は1つで、複数の階層は内階段でつながっています。いわば、マンションやアパートのなかに、2階建ての戸建て住宅のような構造が取り入れられた物件なのです。

そのほか、賃貸アパートで、1階の物件と2階の物件がそれぞれ別の住居になっているが2階の物件の玄関が1階にあり、建物内の階段で2階へ行くという、2世帯住宅のようなイメージの物件を「メゾネット」を表記することもあります。

基本的に、マンションやアパートなどの集合住宅では、住居は1階層のみを使って構成されることから「フラットタイプ」と呼ばれます。これに対する用語が「メゾネット(メゾネットタイプ)」というわけです。

一都三県の物件探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ

完全無料でご相談可能
ご希望の物件を紹介します

メゾネットの特徴

メゾネットの大きな特徴は、集合住宅の住居が複数の階層で構成されている、いわば「内階段がある集合住宅」という点でしょう。アパートやマンションの住宅の中に複数の階層がある物件というと「ロフト」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ロフト付き物件はメゾネットタイプではありません。

メゾネットの場合は1階部分も2階部分も「部屋」となる基準が満たされており、その両方を内階段でつないでいますが、ロフト部分は「部屋」と呼ばれる基準を満たしていないためです。同様に、メゾネットタイプは、前述のとおり集合住宅における「フラットタイプ」と対をなすものであることから、戸建て住宅もメゾネットには該当しません。

2

メゾネットとテラスハウスの違い

メゾネットと似たようなキーワードで「テラスハウス」というものがあります。テラスハウスは一見メゾネットと似ているようにも思われますが、これらは明確に異なります。

テラスハウスは、一言でいうと「複数階層(2階や3階など)の長屋」のこと。2階建てや3階建ての小さい戸建て住宅が、複数隣り合い、壁を隔てて連なっているようなイメージです。1つのテラスハウスのなかには、2軒から5軒程度の住居が連なっているものが大半です。

テラスハウスは集合住宅ではあるものの、玄関も別で住居内は1階も2階も自分の家ということで、戸建てのような感覚で住まうことができます。イギリスで多く見られる物件タイプですが、日本ではあまり普及していません。

ライフスタイルに合わせて最適な物件タイプを選ぼう

集合住宅のよさと戸建て住宅のよさを合わせもったようなメゾネットは、2層のバルコニーで通風や採光面で有利であるほか、お子さんのいる家庭では上の階層に子供部屋を設けることで階下への騒音の心配もおさえることができるなど、メリットもあります。

とはいえ、住居内に階段を設ける都合上有効面積が減ってしまったり、家事動線が長くなってしまったりしがちであるなど、デメリットも存在しているのが事実。

メゾネットが適しているかどうかは、入居する方の好みやライフスタイルによって異なります。メリットとデメリットを十分理解したうえで、ご自身や家族にとって住み心地のいいタイプの物件を選ぶようにしましょう。

おわりに

普段は「アパート」「マンション」といったようにひとくくりにして考えることの多い集合住宅ですが、なかにはメゾネットのように、普通の集合住宅とは異なる形式もあります。

メゾネット自体の数はそれほど多くありませんが、物件を探す過程でメゾネットタイプの物件に出合ったとき、それがどういう物件なのかを知っておけば、選択がしやすくなるでしょう。

物件にはどういうタイプがあるか、それにはどのようなメリット・デメリットがあるかといったことを知っておけば、物件を探す際の選択肢を広げることができるのです。


最終更新日:2020-02-13

 

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます