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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > 価格の根拠は?マンションのフローリングの張り替え費用と張り替える際の注意点について

2018-07-20

最終更新日:2018-07-24

価格の根拠は?マンションのフローリングの張り替え費用と張り替える際の注意点について


新築のころはきれいだったマンションのフローリングも、長年住むうちに傷ついたり傷みが進んでしまったりしまいます。そうして、フローリングの張り替えを考える方は少なくありません。でも、フローリングの張り替えというと高価なイメージがあり、なかなか踏み切れないということもあるのではないでしょうか。

フローリングの張り替えの費用は、複数の要素の組み合わせで決まります。実際にマンションのフローリングの張り替えにかかる費用や、張り替えを行う際の注意点について、みていきましょう。

フローリング張り替え費用の内訳

フローリングの張り替え費用を考えるうえで筆頭にあがる要素といえば、やはり床材です。床材には、無垢の木材を使った無垢フローリング、ベニヤ板などを複数枚貼り合わせた複合(合板)フローリング、クッションフロアなどがあります。どの床材を選び、それをどのぐらいの面積で使うのかによって費用が決まります。

また、フローリングを張り替えるというと、既存のフローリングをはがしてから新しいフローリングを張る「張り替え」を思い浮かべるかもしれませんが、既存のフローリングのうえに新しいフローリングをそのまま重ねる「重ね張り」という工法もあります。2つの方法を比べると重ね張りのほうが比較的安価ですが、これらにはそれぞれメリットとデメリットがあり、状況に応じて選択します。

そのほか、張り替えに必要な家具の移動費用や養生作業代金、必要な場合の下地補修費用や廃材の処分代、それに工事の人件費や交通費などの諸費用を足し合わせたものが、フローリングの張り替え費用です。

フローリングを張り替える際の注意点

マンションのフローリングを張り替える際には、注意すべき点もあります。一つは、フローリングの遮音等級です。「遮音等級」というのは上階で生じた音が階下にどのぐらい伝わるかを示す基準で、「L値(エルち)」「L等級(エルとうきゅう)」とも呼ばれ、この値が小さいほど遮音性が高いということになります。

多くのマンションでは、管理規定でこの遮音等級に一定の定めを設けています。フローリングの張り替えを行うにあたっては、まずは管理規約をみて、遮音等級の規定を確認しましょう。

フローリングの張り替えを安く済ませるために重ね張りで張り替えを行おうと考えることもあるかもしれませんが、フローリングの消耗度合いによっては床下地の補修を済ませたうえでフローリングを張り替えたほうが総合的に考えるとベターな選択ということも。

さらに、フローリングが特に傷んでいる部分だけ張り替えを行いたいと考えるケースもありますが、部分的なフローリングの張り替えには意外と手間がかかるうえに、ほかの部分と色が変わってしまったり異なる踏み心地になってしまうといったリスクもあります。

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マンションのフローリング張り替えの相場

前述のとおり、フローリングの張り替え費用はさまざまな要素の組み合わせで決まります。したがって、相場もケースごとにまちまちですが、一例を挙げると、6畳の部屋でクッションフロアを合板フローリングに張り替える工事を行う場合で10万円強、和室をフローリングに張り替えるような場合の下地補修込みで15万円弱といった費用感です。

マンションのフローリングの張り替えでは50万円はかからないケースが大半ですが、20畳にもなる広いリビングの改装にあたってフローリングの張り替えを行うようなケースや、フローリングを消臭機能などのある高機能の床材に張り替えるようなケースでは費用が高額になる傾向にあります。

おわりに

フローリングは、10年も経過すれば傷や汚れが目立つようになるといわれており、10年から15年経過するあたりの時期がフローリングの張り替えを検討することが多いタイミングです。

また、歩くときに床がきしむようになるようなケースでは、床の下地にも傷みが進んでいる可能性が考えられ、その場合には下地の補修も含めた張り替えが必要となることも。

床のフローリングは、大切な住宅を支える部分であり、家のなかのイメージを大きく左右する部分でもあります。状態や希望を踏まえ、専門家に相談しながら最適な張り替えを検討しましょう。


最終更新日:2018-07-24

 

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