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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > システムキッチンの最大の魅力とは?マンションと戸建てにおけるシステムキッチンのメリットデメリットについて

2019-05-11

最終更新日:2019-05-11

システムキッチンの最大の魅力とは?マンションと戸建てにおけるシステムキッチンのメリットデメリットについて


すっきりとスマートな印象を与えるシステムキッチンは、現在の家づくりの主流といっても良いでしょう。しかし耳慣れたことばながら、システムキッチンを実は良く知らないという人も多いようです。システムキッチンとそうでないキッチンには、どこに違いがあるのでしょうか。ここではシステムキッチンの基礎知識と共に、そのメリットやデメリットについて解説していきます。

システムキッチンの特徴と良さとは?

システムキッチンとは、作業台、シンク、コンロが一枚の天板で一体化したタイプのキッチンを指します。ワークトップと呼ばれる天板で覆われているため、継ぎ目や凸凹がなく、水平です。

これに対してシンクやコンロなどが独立しているセクショナルキッチン、セパレートキッチンと呼ばれるタイプでは、継ぎ目があり、高さがそろっていないこともあります。

システムキッチンでは、上部の収納もすべて同じカラーや材質で統一されているため、全体に洗練された印象を与えます。
汚れがすき間にたまりにくく、フラットで掃除しやすい作りとなっています。

また見た目の良さだけでなく、高さや動線など作業効率に考慮されており、調理や食器洗いといったキッチンでの作業がしやすいという特徴があります。

中古マンションはシステムキッチン選びから!

中古マンションを選ぶ際の、システムキッチンのポイントについて見ていきましょう。

収納豊富なシステムキッチン

マンション生活の悩みのひとつは、収納スペースです。キッチンにおいても、限られた広さの中で収納家具は簡単には増やせません。

マンションのシステムキッチンを見る際には、収納力に注目します。鍋や細々とした調理道具、お皿やカトラリー、あるいは調味料などを入れるスペースの有無によって、生活のしやすさがまったく変わってきます。

シンク下の引き出しや上部の棚など、広さ・大きさだけではなく、深さ、開け閉めしたときの状態、ものの出し入れなど、もっとも良く使う人の身長に合った使いやすさであることも、大切な条件です。

修繕費用がかかる場合も

中古マンションの場合には、すでに型が古くなっていて使いづらい箇所があったり、また破損や水漏れがあったりすることもあります。

キッチンは毎日使う頻度が高く、傷みやすい場所です。シンクやコンロなどの汚れがひどい、また破損個所があるときには入居時に修繕費用がかかる可能性があります。

システムキッチンの修繕は、考える以上にお金がかかります。マンション購入の予算と合わせて、考慮しておかなければなりません。

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戸建てのシステムキッチンはタイプ別で選ぼう!

戸建て住宅のシステムキッチンは、マンションよりも広さが確保できるので、バリエーションも豊富です。各タイプのシステムキッチンの特徴を見ておきましょう。

色んなタイプのシステムキッチン

I型システムキッチン

コンロやシンクが一直線に並ぶ、オーソドックスなタイプのキッチンです。マンションのように、広さのないキッチンに良く用いられます。
限られたスペースを有効に使える反面、デザイン性に乏しく、個性が出しにくいというデメリットがあります。

L型システムキッチン

建物構造の角や、柱部分を利用し、シンクとコンロ、作業台をL字型に配置したキッチンです。
家事動線に優れ、作業効率が良いという特徴があります。反面、角部分がデッドスペースになり収納力が落ちるという難点があります。また設置にあたり、間取りに十分な余裕が必要です。

U型システムキッチン

シンク、コンロ、作業台がコの字型に配置されたキッチンです。L字型と同様に動きやすく、配膳スペースが十分にあるので、作業効率が高いというメリットがあります。

囲まれたスペースでの作業となり、調理に集中できて落ち着くという点でも人気です。一方、非常に広いスペースを必要とし、価格が高額化する傾向があります。

アイランド型システムキッチン

アイランドという名称通り、どこにも接していない島のような形状のキッチンです。視界をさえぎるものがない状態で、家族の方を向いて作業ができるという特徴があります。

開放感はありますが、収納スペースが限られます。また油はねや水はねが気になったり、調理中のにおいがリビングに広がりやすかったりするというデメリットもあります。

ペニンシュラ型システムキッチン

半島のように、アイランド型の一部が壁とついているタイプのキッチンです。アイランド型よりも設置スペースをとらず、比較的狭いキッチンにも対応できます。

一方で収納スペースが少ない、においや煙が広がりやすいといったアイランド型と共通するデメリットが見られます。

壁付・対面のメリットデメリット

キッチンのタイプを大きく分類すると、壁付キッチンと対面キッチンに分けられます。
それそれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

壁付キッチン

コンロやシンク、作業台が壁に付いており、壁側を向いて調理作業を行うキッチンを指します。I字型、L字型、U字型キッチンがこのタイプです。

油はね、水はねに強く、においや煙がほかの部屋にもれにくいメリットがあります。収納スペースが確保しやすく、レイアウトが比較的自由にできます。

デザイン的には定型的で、いかにも「キッチン」といったイメージになりがちです。

対面キッチン

コンロやシンク、作業台がダイニングやリビングを向いており、オープンタイプのキッチンです。アイランド型、ペニンシュラ型キッチンがこのタイプです。

開放感がありデザイン性に富んでいて、キッチンを含めた空間設計が可能となります。従来のイメージにとらわれない、おしゃれなキッチンを演出できます。

一方で調理作業に伴うにおいや煙、水はね、油はねが、ほかの部屋にも影響を与える可能性があります。収納力が低いため調理器具などによって生活感が出てしまうと、インテリア性が損なわれ、逆効果となる可能性があります。

おわりに

システムキッチンはキッチン全体に統一感があり、希望通りのイメージを演出することもできます。ひと口にシステムキッチンといっても、そのタイプはさまざまで、バリエーションも豊富です。キッチンスペースの広さや間取り、生活スタイルを考え、使いやすさとインテリア性を考えてスタイルを選択していくことが大切です。


最終更新日:2019-05-11

 

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