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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > 購入した住宅に蜂の巣が…!マンション・一戸建て、それぞれの対策・対処法まとめ

2019-12-26

最終更新日:2019-12-26

購入した住宅に蜂の巣が…!マンション・一戸建て、それぞれの対策・対処法まとめ


  • 蜂の巣をみつけた場合どうしたらいいの?
  • 費用はどれくらいかかるの?

この記事では上記のような疑問にお答えしていきます。

自然豊かな地域に住んでいると、自宅の軒先などに蜂の巣ができていることがよくあります。購入した住宅に蜂の巣ができていた場合、対処を誤ると自分だけでなく周辺の住人にケガをさせてしまう可能性もあるのです!

対処法をしっかりと確認しておきましょう。

購入したばかりの住宅に蜂の巣が!駆除は誰がやるの?費用負担はどうする?

住宅に蜂の巣ができていた場合の対処や費用のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 賃貸の場合は専有かどうかで異なる!
  • 一戸建ては新築だろうが持ち主の責任になる!
  • 駆除費用は1万円~3.5万円!

一戸建てならば、購入したばかりであっても持ち主責任で駆除をしなくてはなりません! 詳しく確認していきましょう! 

賃貸の場合は専有かどうかで異なる!

賃貸の場合は、蜂の巣の駆除を誰がやるのかは複雑です。場合などにわけて確認すると以下のようになります。

  • 共有部分 大家さんに駆除責任あり!
  • 占有部分 住人に駆除責任あり!
  • 管理費などがかかる賃貸 大家さんに駆除責任あり!

まず、蜂の巣ができている場所が住人全員で使う玄関や庭ならば、その建物の管理者に管理責任かあります。ですから、玄関などに蜂の巣を発見したならば、大家さんに伝えると、大家さんが責任を持って駆除してくれるのです。

一方、賃貸のベランダといった場所に蜂の巣ができたならば、その部屋の住人がしっかりと自分で駆除をしなくてはなりません。住人の管理がきちんとしていなかったから蜂の巣ができたとみなされるからです。

ただし、管理費や共益費などを毎月収めているならば話は異なります。これはマンションやアパートを管理するための積み立て金です。ですから、大家さんに管理や修繕の義務が発生し、蜂の巣を駆除してもらえるのです。

一戸建ては新築だろうが持ち主の責任になる!

持ち家の場合は、賃貸などとは違ってすべて自分自身の空間です。ですから、蜂が出たら自分自身で駆除をし、業者に頼むならば費用を工面していかなくてはなりません。

新築物件の場合も同様です。蜂の巣の存在は、家の欠陥といった瑕疵には当たりませんから、不動産業者やオーナーに駆除を請け負ってもらうわけにはいきません。

駆除費用は1万円~3.5万円!

蜂の巣駆除を業者に依頼する場合、蜂の巣の大きさや蜂の種類で費用が変わってきます。目安としては1万円~3.5万円はかかります。

  • アシナガ蜂:1~2.5万円
  • スズメ蜂:1.5~3万円
  • ミツバチ:1.5~2.5万円
  • 熊蜂:2.5~3.5万円

依頼の仕方としては自分でネットなどで安い業者を探すのもありですが、各自治体の保健所に相談すればおすすめの駆除業者を教えてくれます。

また、自治体によっては蜂の巣の駆除にかかる費用の補助を受けることができるケースも存在しています。たとえば、埼玉鴻巣市の場合、「費用の3分の1に相当する額で、上限額10,000円」の補助金を受け取ることができるのです。

業者に依頼を完了したのならば、蜂の巣を刺激しないようにして、業者の到着を待ちましょう!

蜂の巣をみつけたらまずやっておきたいこと

蜂の巣を見つけたらやっておきたいこととしては、以下のようなことがあります。

まずは距離を取る!

蜂の巣を見つけたら、まずは不用意に近づかないのが大切です。蜂はこちらから襲わない限りは刺してくることはありません! 蜂を刺激しないように注意して遠ざかるようにしましょう。

恐いからといって大きな声を出したり手や足をバタバタさせたりするのは厳禁です!

遠くから観察して状況を確認

距離を取って安全を確保できたのならば、蜂の種類や巣の大きさなどを確認しましょう。

もしも、蜂の巣はあるけれど蜂は飛んでいないならば、蜂が引っ越して行ったあとの「空の巣」の可能性もあります。空の巣ならば処理は不要です。

処理業者などに連絡

蜂の巣の状況などを確認できたならば然るべき場所に報告します。

蜂の巣は時間が経てば経つほど、あっという間に大きくなってしまいます! 速やかに連絡をして対処するようにしましょう!

蜂の巣を自分で駆除するには?

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蜂の巣は自分で取り除くこともできます! 具体的な方法や用意したいものを確認していきましょう!

必要なもの

蜂の巣駆除に必要なものは以下の通りです。

  • 防護服(市区町村役場で無料で借りられることも)
  • 殺虫剤(市区町村役場で無料で借りられることも)
  • 厚手の手袋と長靴
  • 蜂の巣を落とすための棒や虫取り網
  • 蜂の巣を捨てるためのゴミ袋

特に重要なのが防護服です。蜂専用のものを用意して肌を露出しないようにしましょう。ただし、購入するとなると10万円近くかかり、蜂駆除業者に依頼する費用よりも高額になることもあります!

市区町村役場で無料貸し出しを行っていたり、民間の業者が安い値段で貸し出ししていることがありますから利用するようにしましょう。

また、殺虫剤は蜂専用と書かれているものをホームセンターなどで購入します。

駆除の手順

以下の手順を踏むことで安全に蜂の巣駆除は可能です!

夕方から夜間になるのを待つ

蜂は夜になると活動が鈍くなる傾向にあります。ですから、夜になるのを待って駆除を開始しましょう!

ただし、暗いと巣の位置がよく分からないこともあるはずです。日中のうちに巣の位置を把握し、暗くても的確に動けるようにしましょう。

防護服に着替える!

陽が落ちたら防護服に着替えましょう。隙間があると蜂が防護服の中に入ってきますから、隙間を作らないようにします。

手には分厚い手袋を付けて、足は長靴を履きます。この際に、防護服のズボンの裾を長靴の中に入れて、長靴の上から縛るようにしましょう!

巣の表面にひたすら殺虫剤をかける!

防護服を着用したら、2メートルほど離れた位置から蜂の巣の表面に向かって殺虫剤を吹きかけます。

このときに大切なのは、殺虫剤の散布を途中でやめないこと!

殺虫剤をかけると当然のことながら蜂が飛び出してきます。このときにびっくりして逃げてしまうと蜂が巣から大量に出てきてしまい収集がつかなくなるのです。

防護服を着ているので刺されても心配ありません! ひるむことなくひたすら殺虫剤を巣の表面に吹きかけ続けてください!

目安としては3分ほどかけるようにしましょう。

巣の中に殺虫剤を吹きかける!

巣の表面に殺虫剤をかけたことで蜂は弱っています。注意しつつ巣に近づいて、巣の穴から中に向けて殺虫剤を吹きかけて残っている蜂を駆除していきましょう。

この時に巣の中から蜂が飛び出してくることもありますが、慌てずに駆除しましょう。

巣を落とす!

巣の中に殺虫剤をかけても蜂が出てこなくなったら、棒や虫取り網を使って巣を落としましょう。

落とした巣はゴミ袋に入れます。この時に念の為に巣と一緒に殺虫剤を入れておくと良いでしょう。

巣や蜂の死骸は、可燃ごみとして処分できますから、自治体指定の日にゴミとして出すようにします。

戻り蜂対策をする!

巣を落としたあとも注意が必要です! 戻り蜂といって、逃げ出した蜂が戻ってきて攻撃してくることがあるからです!

巣を落としたあとに殺虫剤をまいておけば巣作り防止になります。

定期的に殺虫剤をまいて戻り蜂対策をしましょう!

蜂の巣駆除の注意点

蜂の巣を自分で駆除するときには、以下のようなことに注意するようにしましょう。

  • 整髪料や香水は取っておく
  • 蜂の巣が大きすぎるなら業者に頼む
  • 蜂の巣が手が届きにくい場所にあるなら自分でしない!
  • スズメバチは業者に頼む

まず、蜂はニオイに敏感です。香水や整髪料を使っていると、そのニオイを狙って攻撃してきます。香水などは落としてから駆除するようにしましょう。

また、蜂を自分で駆除すると、お金もかからず良いですが、無理をし過ぎてはいけません。巣が大きかったり、軒下などの見えにくく手が届きにくい場所では、素人は失敗することもあるのです。

蜂の巣駆除は危険が伴う作業です。失敗すると、攻撃的になった蜂が近隣の人を刺してしまう可能性もあります!

不安があるならば、業者に頼るのが賢明です!

【豆知識】蜂の種類と出没時期・時間

蜂の巣の駆除を依頼する場合、その蜂の種類を把握しておくとその後の駆除がスムーズに行われます。住居に巣を作る蜂の種類などを確認しておきましょう!

ミツバチ:危険度★★★

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ミツバチは16mm位の大きさをしていて、‎胴体のしま模様がハッキリとしている特徴があります。巣は軒先などに垂れ下がるように作られる傾向にあり、画像のように白っぽい色をしています。

年間を通して活動し、寒い時期は攻撃性が高くなる傾向にあり、10月〜11月、2月〜3月あたりは危険度があがりますので注意が必要です。

アシナガバチ:危険度★★★★

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アシナガバチは名前の通り長い足が特徴的な蜂です。性格はおとなしく、人を襲うことも少ないです。しかし、非常に毒性の強い蜂ですので、何らかの弾みで刺されてしまうと、ショック死の可能性もあります。

巣の形は、画像のように穴が下を向くように作られていきます。冬場は活動をしない傾向にあり、10月~3月には巣の中で越冬しますので姿を見かけることはありません。

スズメバチ:危険度★★★★★

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スズメバチは身近にいる蜂の中で最も危険です。オレンジ系の色をしていて、大きさは2~5cm程度あります。性格は獰猛で、巣に近づいただけで刺されることもあるのです。毒性が強く、刺されるとショック死する可能性もあります。

画像のように丸くてボールのような巣を作る特徴があります。小さくても素人の手には負えない可能性があるので、駆除は業者に依頼するのが賢明です。

アシナガバチと同じように冬場は活動をしない傾向にあり、10月~3月には巣の中で越冬します。しかし、越冬の前は活動的になるので、9月あたりのスズメバチには注意が必要です!

おわりに 購入した住宅の蜂の巣は自分の責任で駆除しよう!

購入した一戸建てに蜂の巣ができた場合、自分で駆除をしなくてはなりません。これは新築でも同様です。ただし、マンションの場合は、管理費を支払っている場合は大家さんの責任で駆除してもらえます。

蜂の巣は自分で駆除することもできますが、少しでも不安があるならば、業者に依頼するのがおすすめです。

蜂に刺されると最悪の場合、ショック死してしまうこともあります。きちんと対策を練り、蜂に対処していきましょう!


最終更新日:2019-12-26

 

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